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晋作の新作

障害者の生きる意味

なんだかズンと重いテーマ、しかも長文ですが・・・
生きる意味について、良い話なので書いときます。

私は正直に言うと障害者の方が苦手です。
どのように接すれば良いのか解らないから・・・
可哀想だと思うこと自体が差別だって言われたって
歩けない人を見て良かったねなんて思えないし
可哀想だと思ってしまうものはしょうがないじゃんと思う

実際障害者の方を目の前にすると、何を話して良いのか解らないです
可哀想だと言う事自体が失礼なら
何処までなら良いのか
そもそも健常者と障害者は何が違うんだという
障害者の方の理論も理解できなかったのですが

先日、全盲の大学教授の福島さんの話を聞いてちょっと理解できた

全盲というと、目も見えないし耳も聞こえない状態です
まるで宇宙の中一人で放り出された感覚だと言ってました
コミュニケーションの取り方は指点字というものを使って話を聞き
話すのはご自身で話せるようでした。

この指点字は全盲になってから、
福島教授の母親が考案したものだそうです

すごいな母の愛って゚・(ノд`)・゚・。

耳も聞こえないし、目も見えない、自分の声すら聞こえない
状態ってすごく怖いだろうね
9歳のときに目が失明し、18歳で耳が聞こえなくなったんだとか
それまで見えてた光も、聞こえてた音楽も何も無い闇の世界に
突然放り出される感覚。
そんなときに、コミュニケーションを取る為に
指点字を考え出した母もすごいけど
コミュニケーションの取れない中で、
母の指点字を覚えられたこの教授もすごいと思う


その教授と爆笑問題の太田さんとの対談で

まずは障害者とは何ですか?と言う質問を先生がすると太田さんは

「障害者と呼ばれる中にはスティービーワンダーや
ホーキンス博士のようなすごい人たちがいる、
一般的に言葉が使える人は簡単に言葉を使うけど
言葉が使えない人のコミュニケーションの取り方は
もっと切実でもっと深いものだと思う
むしろ、言葉が使える人のほうが障害者と言えるのでは無いだろうか?」

すると先生は、そんな甘っちょろい事じゃないと一喝してました
「ほとんどの障害者はそんな才能なんて無い
脳に障害のある人だっている。そんな人たちが何も生み出さないのに、
国民の税金を使って生かされてることにどんな意味があるのか?」
と更に質問すると。

「自分自身がそもそも生きてる意味がよくわからないからなぁ」というと
先生は
「太田さんは何で生きてるの?」と質問
すると太田さんは
「楽しい瞬間があるから、幸せを感じる事があるから生きている」
と答える。

太田さんの生きてる意味は幸せであるから
って事で世間は納得する
だったら障害者も幸せを感じれるように生きれば良いはず
だけどそうじゃない

そもそも障害者ってのは何か?
目が見えないと障害者か?
では背が低い人は障害者か?
足が遅い人はどうか?
一般的には背が低くても、足が遅くても障害者とは言われない
その価値判断は綺麗ごとじゃなく、生産性が有るか無いか
納税できる人と、その税金で生かされてる人の差が
実は障害者のラインで
障害者と言うものは、社会があるから出来るものだと
福島教授は言ってました。

障害学での考え方は
世界は、「弱い存在」を始めから包含して存在するようにプログラムされているのではないか。
「体力」や「知力」にハンディのある人をサポートするテクノロジー、
そして、人と人とを結びつけ、人の潜在力を引き出すような科学のあり方が求められている。としている


きっとこの対談でこの先生が伝えたかった事は
福祉を充実させてくれって事じゃなく
障害者の現状を通して
生きる意味について伝えたかったのではないかと思う

この教授が全盲になって集団の中にいるはずなのに、とてつもない孤独を感じ
暗闇の中で誰ともコミュニケーションがとれない絶望の中にいるとき
母親が考えた指点字で、全盲でもコミュニケーションが取れるようになった
きっとそのコミュニケーションは彼の希望の光だったんだと思う

ある人の言葉で
絶望=苦悩-意味
という公式が有ってこれを福島教授は

絶望+意味=苦悩だと解釈した

意味を見出せば苦悩は絶望ではなく
苦悩の先には幸せがあるのだと

全て満たされてる人に、更に与えても幸せには感じないが
渇望してる人にそのものを与えられるとこんなに幸せな事はない

どんな幸せの根幹には苦悩があるはずで
苦悩があるから不幸だと考えず
苦悩の先に幸せがあるので、
生きる意味を考える事が大事であるのだと思う

健康な人の中に
ただ生きてるだけでなく
生きる意味をキチンと考えて見出せてる人が
どれだけいるのだろうか?
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Commented by あんず at 2010-02-14 04:20 x
重いテーマですね。
「星の金貨」ってドラマ、覚えてます?
その中で聾唖者役の主人公(ノリピーだったけど)の台詞。

「耳が聞こえないのも話せないのも社会の中で生きていくのに障害になるかも知れないけど、私が私の人生を生きるのに、何の障害にもならない」

心に残ってます、この台詞。
結局、与えられた環境の中で精一杯生きていかなければいけないんだけど…
何の為に生きるか…
私なんて今だに解らないなぁ。

39の時に癌の手術したんですよ。
その時に初めて(死)を意識したんだけど、いつか途切れる道なんだろうけど、自分の前に歩くべき道があるなら、歩かなきゃいけないんだろうな、と…
Commented by souldoutsouldout at 2010-02-15 20:43
星の金貨って見たこと無いんですが

そのセリフが、まさにそうなんでしょうね
障害のある人にとって、障害者という言葉自体が
障害なんでしょうね

当たり前かも知れないですが
障害のある人の本当の気持ちなんて
障害のある人で無いと解らないのでしょうね

てか、がんの手術されたんですか・・・
不謹慎かもしれませんが
本気で死を意識した人とそうでない人って
生きることについての考え方ってすごく違いませんか?

私自身死を本気で意識した事は無いですが
そういう人が側に居てすごく影響を受けました

生きる事と死ぬ事を本気で考える事って
すごく大切だなっておもう
Commented by あんず at 2010-02-15 23:20 x
>生きることについての考え方ってすごく違いませんか?

ん…違うでしょうねぇ…
まだまだ続くと思ってた道が、ないかも知れないと思った時の絶望感。

癌患者の中には、鬱病になる人も少なくないみたいですね。
抗がん剤の副作用の辛さ、何年も再発転移の不安に精神的にまいるのも、解ります。
私は幸か不幸か、小さい会社で人手がないものだから、入院する時に社長が「病気が病気だから無理は言えないけど…最短で帰って来い」
と言われたほどですから(笑)
仕事の忙しさで救われたとこ、ありますね。

それでも生きる意味なんて、まだわからない(笑)

ただ言える事は「生きてて良かった」と感じる瞬間をどれだけ持てるか、かなぁ。
Commented by souldoutsouldout at 2010-02-16 13:15
そりゃそうですよね
命に関わる話も、障害者の話と同じで
どのようにリアクションを取れば良いのか解らず苦手です

本当の気持ちは本人にしか解らないし
解ったつもりになる事も解りたいと思うことすら
失礼な気がしてなりません
Commented by あんず at 2010-02-16 18:30 x
*返信無用です。

少し食い違ってるかな?
私は私の又は、癌患者の気持ちを解って欲しいと思って書いたつもりはなかったです(笑)

生きる意味?そういうものがテーマだと思って一応書いてました。
その立場に立って、初めて解る事も多いんですよ。
なった事のない人にいくら言葉を尽くしても、心情を理解して貰えないのは経験済みですから。

日曜の夜に余計な事を書いたかなと、削除しようかとも思ったんだけど、時間も経ってて読んでる可能性もあるし、意味ないかなってそのままにしてました。
また、その流れのまま二回目を書いてしまったところもあります。

重く受け止めさせてしまったなら、申し訳なく思ってます。

では。
Commented by souldoutsouldout at 2010-02-17 08:51
いやいや、ご丁寧にどうも
軽く受け止める事でもないと思うけど
最後に頂いたコメントの内容は理解してるつもりです
というか、確かに読み返してみると私の書き方があまり良くないですね・・・
by souldoutsouldout | 2010-02-13 16:44 | 日常のネタ | Trackback | Comments(6)