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晋作の新作

初心忘れるべからず

先日の髭さんの作ったチラシの件で

クライアントさんから、NGが出た事を髭さんに伝えました

伝える必要もなかったのですけどね
伝えた方が彼女の為になると思いあえて伝えました
まぁ、伝える前からある程度は予測してましたけど・・・


今回のチラシについては、正式に依頼を受けてないものを
髭さんが気を利かせて、アタリのチラシを作ってくれました
だけど、クライアントがそのチラシを見て、こんなクオリティでは話にならないと
NGの判断を下しました
まぁ当然そうなんですけどね
それ仕上がってませんから・・・

ただ、問題なのは、お互いにそのやり取りがなかったことなんですよね
髭さんは「これアタリですけど、チラシどうしましょうか?」
の一言がなく、クライアントは
「こんなチラシではNGだ」の一言がない
お互いが勝手に心の中で処理してしまってて
オイラが聞き出さなければ発覚しなかった事なんです

まぁクライアントはお客様なので今回は置いといて
髭さんについては、オイラも含めて反省の余地があると思い
この件について打合せしました

きっとこのクライアントが新規のクライアントならば
必ずオイラがそのチラシのコンセプトやテーマなどを確認して
過去の実績や、そのレスポンスから想定できる次回チラシの戦略まで
きっと企画書を作ってクライアントに説明してたと思うんです
だけど、今回のクライアントとは付き合いも長く
どこかで油断してたところがあるので
初心を忘れずにお互い気をつけましょうね

と髭さんに伝えました
しかし、おいらの伝え方も悪かったんでしょうね
そのクライアントは、チラシ作成のクライアントではなくて
コンサルも一緒にしてるので
そんな理由で広告を打つ事を中止した事に
オイラは内心イラついていたので、その思いが髭さんに伝わり

なんとその後、髭さんはそのクライアントに対して
今回はスミマセンでしたとの謝罪のメールの後に
気に入らなければ、他のデザイナーを紹介します
という内容のメールを送ったそうで
先方も困惑し、私に連絡が入りました・・・

おいらの伝えたいことは何も伝わらなかったんだな
髭さんは、自分のデザインに絶大な自信を持っていて
自分でなければ、そのクライアントのデザインが出来ないと思ってるので
「文句あるなら私はもうしませんよ」的なメールを送ったんでしょうね

オイラはデザインの仕事ってすごく大事だと思ってますが
造詣が美しければ何でも良いとは思ってません

そもそも、あのクライアントさんがそこまでデザインを理解もしてないので
そのメールは本体のコンサル契約まで破棄になる恐れがあるものだと
考える事が出来ないのでしょうね

髭さんは、あのメールを送って先方からどんなリアクションを期待してたのでしょうか?
「あぁ、ごめんなさい髭様、そんなに怒らないで下さい。今回はわたくしが悪ぅーございました
髭様のデザインがなければ私どもはやっていけませんので
是非ともご機嫌を直して、引き続きお引き回しの程を、よろしくお願いします」
とでも言うと思ったのだろうか

もし、クライアントにとってそのデザインが唯一無二のものであっても
人間ならそんな行動には出ないです
器の小さい人間ならなおさら、次に打つ行動パターンは目に見えているのに
こんな事も解らないのか?解ってやってるのか?
解ってやってるのだとしたら、うちの会社を潰すつもりだという事になる。


百歩譲ってデザイナーと言う生き物についてチト考えを馳せてみる
オイラは何度も言うけどデザイナーと言う能力をかなり高く評価している
でも、デザインの仕事で成功した人たちは
モノを作るだけではない
みんなその価値を世間に認めさせる努力も一緒にしている
作る事は得意だが、コミュニケーションは苦手なんてのは
独りよがりのオナニーのようなもんだと思う

なので、髭さんにもおいらの周りのデザイナーさんたちにも
ただ作るだけでなく、その先ももっと考えろといつも言うが
なかなかそれが出来ない
成功してる人たちと同じ事を求める事自体、
ナンセンスなのかと最近思い始めてます
そういうデザイナーを上手く使うことがおいらの仕事なんだろうかと
若干考えを改めつつある

コミュニケーションが得意だけど、デザインはそれほどでもない人と
デザインは素晴らしいが、コミュニケーション能力の低い人
どちらが評価されるかと言うと
オイラはほとんどの場合は前者だと思う

そしてそれが許せないんです・・・
かといって低いものはしょうがない

今回の一連の流れで、
実は髭さんは何かを伝えたかったのではないかと
思うんですよね
本人も自覚してないけど、あのクライアントに送ったメールは
実はオイラに何かを訴えてる気がしてならない

デザインの仕事ってすごく重要だけど、
そのデザインの価値は誰にでも明確に理解できるものでない
そういうものを扱う上で
今回のデザインの価値の解らないクライアントへのオイラ対応は
所詮現実への迎合で
髭さんの目指してるデザインの仕事ではない

一緒に仕事をする以上、晋作もそんなところで、チンタラしてんじゃねーよ
といってる気がしてならない

会社を運営する上で、必ず売上を上げていかなければならない現実と
オイラの会社が目指してる理想の線引きを
必死で守ろうとしてるんだろうか?とすら思う

初心を忘れずしたたかに仕事を続けることが大切だと今回の事で感じました


余談ですが、初心忘れるべからずの使い方を世間は間違ってるんだそうです
一般的には
「初めて何かをしたときの、気持ちや思いを忘れずに、物事に当たらなければならない」
と言う理解と思われるが
この初心とは
初志ではなく初心者と言う意味であるそうです
つまり、最初の未熟だった頃の失敗や屈辱、そしてそれを乗り越える為の努力を忘れてはならない
という事らしい。

この言葉は、世阿弥の著書「花鏡」にある言葉で

是非とも初心忘るべからず
時々の初心忘るべからず 
老後の初心忘るべからず

という言葉が元で
最初の未熟だった自分を忘れずに修行を重ね
その道で、生きていったとしても、常に初めての経験があるので
その都度最初の自分を思い出し
老後に至っても驕らず、初心を忘れるなと言う事なんでしょうね

どちらかと言うと、最初の楽しい思い出云々ではなくて
経験を積んだ後も、その経験の上に胡坐をかかずに
新しい境地に至ったときは、常に未熟者の覚悟で挑めという事なんですかね
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by souldoutsouldout | 2010-08-12 12:33 | 日常のネタ | Trackback | Comments(0)