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晋作の新作

エンタシス

エンタシスとは下部から上部に向かうにつれて細くなる丸い柱で
ギリシャなどの巨大建築に使われていた技法なんだそうです。

先が細くなっている長い柱を下から見上げると
真っ直ぐに安定しているように見える錯覚を生むとのことですが、
このエンタシス調の柱が日本の建築にも以前使われていたことがある

きっと洋風にあこがれてる人や
洋風が何なのか解らない工務店が
丸くて大きくてデコラティブな柱を
サイディングで囲まれた四角い家のポーチにつけると
洋風ぽくなるんじゃね?

と言う感じで採用したのでしょうね・・・

以前から、若干の違和感を感じてはいたけど
メーカーの既製品で、それが売れ筋として扱われてるので
まぁ、こんなもんなのかとあまり気にしてなかったけど
最近以前と比べると全体的に住宅のデザインの質が上がってきた現代に
あの、能天気なエンタシス調の柱を見つけると
すごく残念な気分になってしまう

今はオイラも気がついてないけど
きっと将来のエンタシスにつながるような事をしてないとは言い切れない
近頃、エクステリアの資料をずっと作ってたので
その理屈が少しわかるようになると
そんなこと知らずに、工事をしてた以前の物件にも申し訳なくも思う・・・

そんな日々を過ごしてると最近思うのですが
人の人生で学べる量には限度がある
オイラが、キチンと学んだ事を、大塚君をはじめ若い子達に伝えていく事で
建築の質が向上するんでしょうね

過去の日本建築にも西洋建築にも、学ぶものは沢山ある
それを踏まえたうえで新しいものを考えないと
それは正しい進化とはいえないと思う
まずは、基本としてこういう礎があるという事を
もっとふかく見直さないとダメなんだろうね
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Commented by Tukasa-gumi at 2010-11-27 23:58
エンタシス(ギリシャ)=法隆寺(日本) と思っていたのですが
どうやら違うようですね。

チョコッと質問です。

>見上げると
真っ直ぐに安定しているように見える錯覚・・・

素朴に普通の柱では「真っ直ぐに安定しているように見えない」
のでしょうか?


わたしは力学的に荷重をより良く支える為だと
ずーっと思っていました。


筋違いの質問かもしれませんが、
この辺ご存じでしたら教えてくださいませ。
Commented by souldoutsouldout at 2010-11-28 02:02
確かに(゚ω゚)(-ω-)(゚ω゚)(-ω-)ゥィゥィ
オイラもこの記事書いてて不思議に思って
いろいろ調べました
いつもながら、痛いところをついてきますね| |д・) ソォーッ…

実際、円柱を見上げた写真とか
目の錯覚について書かれた文献とか
いろいろ見つけましたが、
いろんな考え方があって一概にこうだという自信はないですが
大きな建築物の場合は特に目の錯覚が起きやすく
エンタシスに限らずいろいろ目の錯覚対策をしてるようです

逆に目の錯覚を利用して
上部を細くする事で下から見上げた時に
遠近感を演出する事になって実際よりも大きく見えたりという効果もあるとか
きっと構造的な理由もあるのだと思いますが
つかさ様の質問に答えるだけの知識が無いです
すんません・・・
でも、いろいろ調べてるとおもしろかったので
また詳しく調べて近いうちに記事にさせていただきます
Commented by 営業Hです at 2010-11-29 17:28 x
例えば、桜丸太など先細りの材を床の間の下がり壁の鴨居に使う場合。

先が細くなっているがばかりに、片方の辺を水平に納めてしまうと、
それが原因で細くなった材側の壁が幅狭に見えるそうです。
そのため、大工さんは細い方の辺を下端に合わせ、壁側で
調節する事で下がり壁の納まりをきれいに見せているとか。

元々、厳然とカネ手(直角)が来ていない和室の畳を、
どうやったらキレイに見えるか?を畳屋さんが知っていたり。
(それが証拠に畳は元あった場所にしか入りませんよね)

「良い加減」(テキトーって意味ではなく)ってのは、昔から
職人さんはご存知だったものです。

そして私の予想ですが、その「エンタシス」も、
「なんとなく、こっちの方が美しくね?」みたいな
先人の感覚だけを元に検討/淘汰されて行った結果だと思うのですね。

法隆寺の桁受けの枡 みたいなもんだと・・・。
↑自信はないんですがね(笑

Commented by souldoutsouldout at 2010-11-30 02:18
なんとなく、こっちの方が美しくね?
ってののかなりレベルの高いバージョンなんだと思います。
でも、ダビンチみたいなずば抜けた人もいるし・・・
とりあえず、良く分からないので
法隆寺に見に行ってみます(≧▽≦)
Commented by Tukasa-gumi at 2010-11-30 23:46
素人が言います。

『美しさは結果です」
そこには『美しくたたずむ理由』があるはずです。

塗装でもなんでも『美しい理由』があって」
『実用』されると思います。


しつこいですが、地震の多い日本で
力学的に重い物をそれに耐えうる構造と考えると
納得がいくような気がいたいします。

(ほら 筋肉ってエンタシスみたいな形状でしょ?!)


ヒントは五重の塔にあるような気がいたします(!??!??!)


今宵も素人が大変失礼いたしましたーっ。
Commented by souldoutsouldout at 2010-12-01 10:19
良いコメントありがとうございますo(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

美しさとは結果であり
そこには理由があって実用された
ってのは、その通りですね

プロの発想としては、
当然構造をないがしろにするという事はないので、
デザインと構造の両立は考えてると思います
ただ、目の錯覚に対する処理と言うのは建築の技法として色々あって、
一般の住宅でも、天井の中央部分を若干高く作ってるのですが
それは、キチンと高さをそろえて、作ると天井が下がって見えると言う錯覚に対する処理で、
他にも、お寺などの屋根の端を反って作ってあるのは、
大きな屋根では反らさないと、下がってるように見えるとか他にも色々あるようです。
エンタシスの柱にはきっと、そういう錯覚に対する対策や
装飾性や、構造上での理由など
いろんな、根拠が混在してるんだと思うのですが
実際、とりあえずは見に行かないと
もう気が済まないです(o ><)oもぉぉぉ~っ!!
by souldoutsouldout | 2010-11-27 12:37 | 日常のネタ | Trackback | Comments(6)