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晋作の新作

美味しくない林檎を買う心理

「このりんご美味しくないよ」

という、商品説明が書かれた売り場があるらしい
当然金額が安い

それを見て買う人が居る

美味しくなくても食べられないわけじゃないから安いなら良いかと思う人も居れば
んじゃ、ジャムでも作るかとか、アップルパイでも作ろうかと
思う人も居るかもしれない

その横の棚には、このりんごは美味しいよと書かれた売り場もある
当然こちらは若干高い

このお店は、正直に書くことでお客さんに選ばせる事をサービスと考えている
なので、良く売れてるのだとか

例えば、美味しいりんご一個と美味しくないりんご一個買って帰るとする
確かに美味しいりんごはかなり美味しいけど
美味しくないりんごは、美味しいりんごほどはおいしくないけど
まぁ普通のりんごだったとすると
今度からちょっと安いからこっちにしようと思う人も居る

大事なのは、その事でお客さんとお店に信頼関係が生まれることだと思う
あの店のいう事だから間違いないと思ってもらえれば
商売はしやすい


何かを選ぶという作業はみんな無意識にしてると思う
知識のある人は別に良いとかもしれないけど
知識の無い人には、いろいろ並んでてもどれを選んで良いか解らない事があると思う
選ぶ楽しさってのは、豊富な種類も大事だけど
選ぶ為に楽しく想像できる、情報も大事なんだとも思う

世の中良いものばかりではない
良いものも有れば良くない物もあるし
まぁまぁ良いものとかもある
それに普通に食べるにはよくないけど、お菓子などに加工するなら丁度良いフルーツなどもある
使い方によっては良くないものが、良いものより最適な場合だってある

なので、このりんご美味しくないよという情報って
このりんご美味しいですよってのと同じくらい大事な情報で
美味しくないと書くことで売上が上がる事だってある



だけど、何でもかんでも調子の良いことばかり言う営業マンが非常に多い
全ての営業マンがそうだとは言わないけど
多くの営業マンって悪い話をあんまりしない
競合他社はボロクソ言うけど、自社の商品については基本良い情報しか与えない
それで、信頼が得られるとはオイラは思えない


先日、クライアントの会長と飲みに行く機会があった
その日は大塚君も同行したのですが
いろいろ話をしてる合間に大塚君は会長に
「息子さんはいつも良く働いてますね。」
と小太鼓を叩いてた

息子とは社長のことであるが
この息子は言うほど働いてない
本人は働いている気で居るが、実務としての仕事量はごく僅かでしかない
そして、その働かない社長のおかげで一番苦労してるのは
何を隠そう、小太鼓を叩いてる大塚君なのである

だけど、会長が息子は良く頑張ってると嬉しげに話すのを聞いて
いやぁ本当に良く働いてますよと適当な事を言う
そういわれると会長も嬉しくなって更に息子自慢を続ける

なんだこの茶番・・・

きっと大塚君は、実害を受けてる事を口に出さず、我慢して息子を褒めて、
会長を気分良くさせてる自分の献身的なサラリーマン精神に満足してるのだと思う。
これが、大人の付き合い方だと言わんばかりのドヤ顔でオイラを見てる

そのドヤ顔が気に入らないので、
ちょっと会長に息子についてダメだしをしてみた
「頑張ってるけど、あれじゃダメだ。口が上手すぎて、何でも誤魔化すのは悪い癖だ」
というと、会長もそれが実は悩みなんだと
今後について色々話をした

途中で会長がトイレに行ったときに
大塚君から、「晋作さんもっと大人になってくださいよ」と言われた




優しい嘘ってのもこの世にはあると思う
けど、できれば嘘をつかなくて済むならできるだけ嘘はつきたくない
家を売るという事では特に嘘はつきたくない
嘘をつかないためには、もっと勉強しなきゃいけないと思うのですけどね
そういう強さを身につければ、信頼される会社になるのだと思うのです
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by souldoutsouldout | 2011-05-01 06:55 | 日常のネタ | Trackback | Comments(0)