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晋作の新作

トイレの個性

今読んでる本というのは

妹尾河童さんの書いた
「河童が覗いたトイレまんだら」
と言う本です
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知り合いのインテリアコーディネーターに勧められて読んだのですが
むちゃくちゃおもしろいんです

この本、いろんな有名人のお宅のトイレを
すごく独特なイラストで描いてて大変面白い


オイラも仕事でお客様の家によく訪問します
河童さんと同じように、故意にお宅を拝見させてもらいに行くのですが
ほとんどのお客様が賃貸アパートなので、トイレの形状は画一的で
この本に描かれてるような個性的なトイレってのは見た事が無いです。
中には雑貨などでディスプレイしてるお客様も居るけど
ほとんどが、トイレ用品が煩雑に上部の棚に置いてあるのを見かけるくらいです

そういうのを見ると、トイレ周りの収納は大事だなと思う
なので、いかに機能的にトイレ用品を収納できるかということや
トイレで用を足した後、手洗いで手を洗ってからタオルで拭くと言う行為を
どうすればスムーズに動けるかとか
そんなどちらかと言うと機能的な部分にばっかり目が行ってたけど

この本を読んでちょっとトイレに対する認識が変わりました
いや、ちょっとどころではない
ガラッと変わりました

この本に紹介されてる人たちは
さすがに有名人だけあって、個性的な人が多いのです
しかも、基本的にセレブな人が多いので、トイレに結構お金をかけられたり、
その個性を上手く表現してくれる、建築家が身の回りで見つけやすい環境だったりするのかと思う

一般的な工務店の作るトイレってのは
一帖くらいか、若しくは1.5帖くらいのスペースに
片側に手洗いやカウンターが付いてるといったような画一的なものが多いです
ちょっと、気の利いたところではペーパーホルダーや、タオル掛けなどのアクセサリーに
気を使ってるところなども有るけど、どこもさほど大差が無い

この本を読むまではそれで良いと思ってました
予算のこともあるし、変に奇を衒ったデザインよりも
日々使うものなので、無駄なく機能的で良いと思ってましたし、
トイレの空間って基本的に限られたスペースなので
広くても2帖くらいの空間だから、そこまで個性なんて出ないだろうとも思ってたけど
この本を読むと、どの家もすごく個性的なんです
一見、何の変哲も無い普通のトイレでも、そのトイレに関する住んでる人の考えとかを読んでると
キチンと個性が出てるのです

オイラはその個性を、見逃してたんだなという事に気づかされました

賃貸と新築の違いって、こういう事の積み重ねだと思います
全ての部屋が、このように個性的でないといけないし
その個性は建築家の個性なんかじゃなくて、住む人の個性を演出しなきゃいけないと思う

そういうお客様の個性を上手く引き出して、建築と言う形で表現する事を
もっと考えなきゃならんと思う
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by souldoutsouldout | 2011-05-03 11:04 | 本のネタ | Trackback | Comments(0)